こんにちは。
月一回陰ヨガのクラスを担当しております、桶田弥里です。
陰ヨガでは消化力=生命力を考えられています。
この消化力は、どれだけ多く食べることができるか、ではなくて、食べたものをいかにエネルギーに変換できるか、ということです。
アーユルヴェーダの言葉を借りればアグニの火、となります。
これは身体の内側の火であり、それは私たちの生命力そのものでもあるのです。
陰ヨガの練習はこのアグニの火を起こすことが隠れテーマとなっています。
そのため、脛というのがひとつのキーになってきますので、足先からの練習が陰ヨガの始まりとなります。
普段あまり意識することがないかもしれない脛ですが、身体を支えるバネのような役割をしているので、とても大事な部位でもあります。
また考え方のひとつですが、消化力というのはなにも食べ物のことばかりではなく、たとえば情報など外から自分の内側に入ってきたものを、咀嚼して自分のものにできるかどうかの力、とも考えられます。
頭ばかりを使うことが多く気が上がりやすい現代の生活ですが、それが続くとあまりお腹が空かない、という現象が起きることがあります。
ちゃんとお腹が空く、というのは健康のひとつのバロメーターでもあるのです!